こんばんは、神原鍼灸院の神原です。
今日は7月18日、「光化学スモッグの日」です。1970年のこの日、東京都杉並区で初めて光化学スモッグが発生し、多くの学生が被害を受けました。今では環境対策が進み、昔ほど耳にすることは少なくなりましたね。夏の暑い日が続きますが、こまめな水分補給と適度な室温調整で、体調を崩さないようにお過ごしください。
それでは、本題に入ります。
本日は【筋力低下が招く腰痛と東洋医学の考え方】についてお話をします。
年齢を重ねると、知らず知らずのうちに筋力が落ちていきます。特に腰を支える筋肉が弱くなると、日常の何気ない動作でも腰に負担がかかり、痛みにつながりやすくなります。
東洋医学では、この状態を「気・血・水」のバランスの乱れとして捉えます。「気」は体を動かすエネルギー、「血」は栄養を運ぶ働き、「水」は体液の循環を指します。筋力が低下している方は、この「気」と「血」の不足状態になっていることが多いのです。

筋肉は単に力を出すためだけにあるのではありません。腰の骨を支え、正しい姿勢を保つ役割も担っています。筋力が落ちると、本来筋肉が担うべき負担が骨や関節に直接かかってしまい、腰痛として現れるのです。
実際に、ご自宅で施術させていただいている方で、こんな方がいらっしゃいました。以前は毎日のように散歩をされていたのですが、外出が難しくなってから腰痛が悪化されたケースです。お話を伺うと、「立ち上がる時」や「歩き始め」に特に痛みを感じるとのことでした。
東洋医学では、この状態を「腎虚(じんきょ)」と呼びます。腎は生命エネルギーを蓄える場所とされ、加齢とともに腎の働きが弱まることで、腰や下半身の力が入りにくくなると考えます。腰は「腎の府(くら)」と言われるほど、腎と密接な関係があるのです。
当院の訪問治療では、腎を補い、気血の流れを整えるツボを重点的に施術していきます。特に「腎兪(じんゆ)」や「太渓(たいけい)」といったツボは、腎の働きを助け、腰の力を取り戻すのに効果的です。
また、筋肉そのものにもアプローチします。長年使われてきた筋肉は、硬くなったり、力が入りにくくなったりしています。針を打つことで血流が改善し、筋肉が本来の柔軟性を取り戻しやすくなるのです。

ご自宅でできるケアとしては、無理のない範囲での体操がおすすめです。椅子に座ったまま足を上げ下げする、寝た状態で膝を胸に引き寄せるといった簡単な動きでも、続けることで筋肉の衰えを遅らせることができます。
また、東洋医学では「腎を補う食べ物」として、黒い食材が良いとされています。黒豆や黒ごま、海藻類などを日々の食事に取り入れるのも一つの方法です。
通院が難しい方でも、ご自宅で専門的な針治療を受けていただけます。お一人お一人の体の状態に合わせて、無理なく続けられる施術とアドバイスをさせていただきます。
腰痛は「年だから仕方ない」と諦めてしまいがちですが、適切なケアで改善できることも多いのです。気になることがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
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