加齢に伴う腰痛と東洋医学の気血水

神原鍼灸院 院長ブログ 腰痛

こんばんは、神原鍼灸院の神原です。

今日は8月11日、山の日です。山の恩恵に感謝し、豊かな自然に親しむ日として制定された祝日ですね。夏の暑さも本格的になり、冷房による冷えや水分不足など、体調管理に気を配りたい時期でもあります。特にご自宅で過ごされることが多い方は、室温や水分補給に十分お気をつけください。

それでは、本題に入ります。
本日は【加齢に伴う腰痛と東洋医学の気血水】についてお話をします。

年齢を重ねるにつれて、朝起きた時の腰の重さや、長時間座っていた後の立ち上がりづらさを感じる方が増えてきます。これは単なる老化現象ではなく、東洋医学では「気・血・水」のバランスが崩れた状態として捉えています。

東洋医学では、体を支える三つの要素として「気・血・水」という概念があります。「気」は体を動かすエネルギー、「血」は栄養を運ぶもの、「水」は体液全体を指します。年齢を重ねると、これらの巡りが徐々に滞りやすくなるのです。

腰痛のイメージ

特に腰は「腎」と深い関わりがあります。東洋医学でいう「腎」は、西洋医学の腎臓だけでなく、生命エネルギーの貯蔵庫のような役割を持っています。加齢とともに腎の働きが弱まると、腰を支える力が不足し、痛みとして現れやすくなります。

「血」の巡りが悪くなると、腰周りの筋肉に十分な栄養が届かず、硬くなってしまいます。すると、ちょっとした動作でも痛みを感じたり、重だるさが続いたりするのです。また「水」の代謝が悪くなると、体に余分な水分が溜まり、むくみとともに腰の重さを感じることもあります。

当院の訪問治療では、針とお灸を使って、この「気・血・水」の流れを整えていきます。腰の痛む場所だけでなく、お腹や足のツボにも働きかけることで、体全体のバランスを調整していくのが東洋医学の特徴です。

例えば、長年腰の痛みを抱えていらした方の施術では、腰だけでなく、足にある「太谿(たいけい)」というツボにも針を打ちます。このツボは「腎」の働きを高める重要なポイントで、ここを刺激することで体の底から元気が湧いてくるような感覚を得られる方もいらっしゃいます。

また、お灸を使った温熱療法も効果的です。腰やお腹を温めることで、血液の巡りが良くなり、痛みが和らぐだけでなく、体全体がぽかぽかと温まる心地よさを感じていただけます。

腰痛の施術風景

ご自宅でできる養生法としては、夏場でも冷たいものの取りすぎに注意することです。冷たい飲み物や食べ物は一時的に涼しさをもたらしますが、体の中の「陽気」を消耗させてしまいます。常温の水やぬるめのお茶を少しずつ飲むことをお勧めします。

また、腰を冷やさないことも大切です。エアコンの効いた室内では、薄手の腹巻きやブランケットを使って腰回りを保護してください。腰を温めることは、東洋医学では「腎」を守ることにつながります

通院が難しい方、外出に不安を感じる方でも、訪問治療なら慣れた環境でリラックスして施術を受けていただけます。一人ひとりの体質や症状に合わせて、最適な治療計画を立てていきますので、どうぞお気軽にご相談ください。

※治療効果には個人差があります。

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姿勢の変化からくる腰痛と東洋医学の考え方

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