長時間同じ姿勢による腰痛の東洋医学的解説

神原鍼灸院 院長ブログ 腰痛

こんばんは、神原鍼灸院の神原です。

今日は8月7日、「バナナの日」です。バナナは「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの材料となるトリプトファンを多く含み、暑い夏の疲労回復にぴったりの果物です。この時期は冷房で体が冷えやすいので、常温で食べるのがおすすめですよ。

それでは、本題に入ります。
本日は長時間同じ姿勢による腰痛についてお話をします。

テレビを観ている時間が長い、食事の準備や片付けで立ちっぱなし、趣味の手芸や園芸で同じ姿勢を続けてしまう。このような日常生活の中で同じ姿勢を続けることで腰に痛みを感じる方は少なくありません。

東洋医学では、私たちの体は「気・血・水」の3つの要素がバランスよく巡ることで健康を保っていると考えます。このうち、長時間同じ姿勢でいることは「気」と「血」の流れを滞らせる大きな原因となります。

「気」は生命エネルギーのようなもので、体中を巡って各部位に活力を与えています。「血」は文字通り血液のことで、栄養や酸素を運ぶ役割があります。同じ姿勢を続けると、特に腰の部分でこの「気血」の流れが悪くなり、「気滞」や「血瘀(けつお)」という状態になります。

腰痛のイメージ

これは、川の流れに例えるとわかりやすいかもしれません。スムーズに流れていた川に堰ができると、水が淀んで濁ってしまいますよね。体も同じで、流れが滞ると痛みや重だるさとなって現れるのです。

院長として訪問治療で多くの方を拝見してきましたが、ある80代の女性の例が印象的です。編み物がお好きで、毎日2〜3時間続けていらっしゃったのですが、腰の痛みで立ち上がるのがつらくなってしまいました。

ご自宅での施術では、まず腰周りの「気血」の流れを改善することを目指します。針治療では、腰部や背中のツボに加えて、手足にある「気」の通り道(経絡)を整えるツボも使います。

特に「腎兪(じんゆ)」「大腸兪(だいちょうゆ)」といった腰のツボは、気血の巡りを良くする重要なポイントです。また、「承山(しょうざん)」というふくらはぎのツボは、下半身全体の気血の流れを促します。

腰痛の施術風景

日常生活では、こまめに姿勢を変えることが何より大切です。30分に一度は立ち上がったり、軽く体を動かしたりすることをお勧めします。

また、腰に手を当ててゆっくりと円を描くように腰を回す動きも効果的です。これは気血の流れを促すだけでなく、腰の筋肉をほぐす作用もあります。無理のない範囲で、左右各5回ずつ行ってみてください。

水分補給も忘れずに。東洋医学では「水」の巡りも重要で、適切な水分は気血の流れを助けます。冷たいものより常温や温かいお茶がおすすめです。

外出が不安な方、ご自宅で安心して治療を受けたい方は、どうぞお気軽にご相談ください。住み慣れた環境で、リラックスして施術を受けていただけます。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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