こんばんは、神原鍼灸院の神原です。
今日は梨の日。7(な)と4(し)の語呂合わせで制定されたそうです。夏の暑さで体力を消耗しやすい季節ですが、みずみずしい梨のように、体の潤いも大切にしたいですね。暑い日が続きますので、水分補給をしっかりと行ってください。
それでは、本題に入ります。
本日は【筋力低下からくる膝痛と東洋医学の視点】についてお話をします。
「階段の上り下りがつらい」「立ち上がる時に膝が痛む」といったお悩みを持つ方は少なくありません。これらの症状は、加齢に伴う筋力低下が大きく関係しています。
膝の関節は、周囲の筋肉によって支えられています。特に太ももの前側にある大腿四頭筋という筋肉が弱くなると、膝にかかる負担が増えてしまいます。すると、膝の軟骨がすり減りやすくなったり、関節に炎症が起こったりして、痛みが生じるのです。
東洋医学では、この状態を「気・血・水」のバランスの乱れという視点から捉えます。

「気」とは、体を動かすエネルギーのことです。年齢を重ねると、この気が不足しがちになります。気が足りないと、筋肉を動かす力が弱まり、膝を支える筋力も低下してしまいます。
次に「血」ですが、これは血液だけでなく、栄養を全身に届ける働きも含みます。血の巡りが悪くなると、膝周辺の筋肉や関節に十分な栄養が届かず、回復力が落ちてしまいます。
そして「水」は、体液全般を指します。関節の潤滑油となる関節液も、この水の一部です。水が不足すると、関節の動きが滑らかでなくなり、痛みにつながります。
当院では、これらのバランスを整えることを目指して施術を行っています。
針治療では、膝周辺のツボに加えて、気を補うツボ、血の巡りを良くするツボにアプローチします。例えば、足三里というツボは気を補う代表的なツボで、全身の活力を高める効果が期待できます。
また、お灸を使って関節周辺を温めることで、血と水の流れを促進します。温めることで筋肉の緊張もほぐれ、膝の動きが楽になることが多いです。

ご自宅での訪問治療では、リラックスした環境で施術を受けていただけます。通院の負担がないため、体力の消耗も少なく、治療後もすぐにお休みいただけるのが利点です。
日常生活では、無理のない範囲で膝周りの筋力を維持することも大切です。椅子に座ったまま足を伸ばして5秒キープする運動など、簡単なものから始めてみてください。
また、東洋医学では「脾」という臓腑が筋肉をつかさどると考えます。消化の良いものをよく噛んで食べることで、脾の働きを助けることができます。
膝の痛みは、生活の質を大きく左下させてしまいます。「年だから仕方ない」と諦めず、できることから始めてみませんか。
施術による効果には個人差がありますが、継続することで変化を感じていただける方も多くいらっしゃいます。お一人での外出が不安な方も、ご自宅で安心して治療を受けていただけますので、お気軽にご相談ください。
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長年の負担による膝痛と東洋医学の視点
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