長年の蓄積による肩こりと東洋医学の視点

神原鍼灸院 院長ブログ 肩こり

こんばんは、神原鍼灸院の神原です。

今日は8月3日、はちみつの日です。はちみつは古くから薬としても用いられ、のどの痛みや咳を和らげる効果があるとされています。夏バテ気味の時には、はちみつレモンなどで栄養補給をするのも良いですね。暑さが厳しい日が続きますが、体調を崩されていませんでしょうか。

それでは、本題に入ります。
本日は【長年の蓄積による肩こりと東洋医学の視点】についてお話をします。

「何年も前から肩が重くて、最近特につらくなってきた」というお話を、訪問治療でよく伺います。長年積み重なった肩の不調は、ただ筋肉が硬くなっているだけではなく、体全体の流れが滞っている証かもしれません。

東洋医学では、人の体は「気・血・水」の三つの要素で成り立っていると考えます。気は生命エネルギー、血は栄養を運ぶもの、水は体液全般を指します。この三つがバランスよく巡っている状態が健康な体です。

肩こりのイメージ

長年の肩こりを東洋医学の視点で見ると、「気」と「血」の流れが滞っている状態だと考えられます。年を重ねると、どうしても体を動かす機会が減り、気血の巡りが悪くなりがちです。特に肩は心臓よりも上にあるため、血液を送り届けるのにエネルギーが必要な場所。ここに長年の負担が積み重なると、筋肉は硬くなり、痛みやだるさとして現れるのです。

また、夏は「水」の代謝が乱れやすい季節です。暑さで汗をかき、体内の水分バランスが崩れると、血液が濃くなって流れにくくなります。冷房で体が冷えると、さらに血の巡りは悪化します。こうした状態が続くことで、もともとあった肩の不調が悪化することも少なくありません。

当院では、針やお灸を用いて気血の流れを整える施術を行っています。特に肩周辺にあるツボ「肩井(けんせい)」「天柱(てんちゅう)」などに適切な刺激を与えることで、滞っていた気血の流れがスムーズになり、筋肉の緊張が和らいでいくのを多くの方が実感されています。

肩こりの施術風景

ご自宅での訪問治療では、リラックスした状態で施術を受けていただけるため、緊張がほぐれやすく、効果を感じやすいという利点があります。外出が不安な方でも、慣れた環境で安心して治療を受けられることは、体にとって大きなプラスです。

日常生活では、肩甲骨を意識的に動かすことをお勧めします。両肩を後ろに引いて胸を開く動作を、一日に何度か行うだけでも、気血の流れは改善されます。また、温かいお湯でゆっくり入浴することで、水の巡りも整い、体全体のバランスが取れていきます。

長年の積み重ねによる不調だからこそ、丁寧に体の声に耳を傾けることが大切です。症状には個人差がありますが、東洋医学の視点から体を整えることで、年齢を重ねても快適に過ごせる体づくりのお手伝いができればと思っております。

肩の重さやだるさでお困りの方は、どうぞお気軽にご相談ください。ご自宅でゆっくりと、体を整えるお手伝いをさせていただきます。

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