血行不良による肩こり~東洋医学の視点から見る改善法~

神原鍼灸院 院長ブログ 肩こり

こんばんは、神原鍼灸院の神原です。

今日は5月27日、百人一首の日。平安時代から愛され続ける百人一首は、藤原定家が選んだ100首の和歌集です。昔の人々も、長時間書物に向かう時間が多く、現代と同じように肩や首の疲れに悩まされていたのかもしれませんね。5月も終わりに近づき、初夏の陽気が心地よい季節ですが、季節の変わり目は体調管理にお気をつけください。

それでは、本題に入ります。
本日は【血行不良による肩こり~東洋医学の視点から見る改善法~】についてお話をします。

血行不良による肩こりは、多くの方が経験される身近な症状です。特に、長年にわたって同じ姿勢を続けてこられた方や、日々の生活で肩周りに負担をかけ続けてこられた方に多く見られます。

東洋医学では、人の体は「気・血・水」という三つの要素が正常に循環することで健康が保たれると考えています。血行不良による肩こりは、まさにこの「血」の流れが滞った状態なのです。

肩こりのイメージ

「気」とは生命エネルギーの流れ、「血」は血液やその栄養分、「水」は体液やリンパ液のことを指します。肩こりの場合、特に「血」の停滞が大きな原因となっています。

実際に私が施術をさせていただいた70代の女性の方は、「最近、肩が重くて上がらなくなってきた」とおっしゃっていました。お話を伺うと、長年の家事や庭仕事で同じ動作を繰り返されており、肩周りの筋肉が硬くなって血液の流れが悪くなっていたのです。

東洋医学的な観点から見ると、血行不良による肩こりには「瘀血(おけつ)」という状態が関係しています。これは血液の流れが停滞し、古い血液が体内に滞っている状態です。このような状態では、新鮮な酸素や栄養が筋肉に届かず、老廃物も排出されにくくなります

当院の施術では、針治療によって肩周りの経絡(気血が流れる道筋)を整え、血液循環を促進します。特に、肩井(けんせい)や天髎(てんりょう)といった肩こりに効果的なツボを刺激することで、滞った血流を改善していきます。

肩こりの施術風景

訪問治療の利点として、ご自宅でのリラックスした環境で施術を受けていただけることがあります。通院が難しい方でも、普段の生活空間で治療を受けることで、より効果的な改善が期待できます。

日常生活での改善方法としては、肩甲骨を動かす簡単な体操がおすすめです。両手を肩に置き、ゆっくりと肩を回す運動を朝晩10回ずつ行ってみてください。また、温かいタオルを肩に当てて血流を促すことも効果的です。

東洋医学では「未病治」という考え方があり、症状が重くなる前の段階での治療を重視します。肩こりも同様で、早めの対処により、より深刻な症状の予防につながります。

血行不良による肩こりでお悩みの方、または通院が難しくお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。東洋医学の知恵を活かした施術で、快適な日常生活をサポートいたします。

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