こんばんは、神原鍼灸院の神原です。
今日は10月24日、天女の日だそうです。羽衣伝説にちなんだ記念日で、秋の夜空に思いを馳せる方もいらっしゃるかもしれません。夜が長くなり、静かに過ごす時間が増える季節。体も心も穏やかに過ごしたいものですね。
それでは、本題に入ります。
本日は【腰痛】についてお話をします。
秋は日中と朝晩の気温差が大きく、体が冷えやすい季節です。長い時間同じ姿勢で過ごしていると、腰の周りの巡りが滞りやすくなります。特にこの季節は、冷えが加わることで気血の流れが鈍くなり、腰に重さや痛みを感じやすくなるのです。
東洋医学では、腰は「腎」と深く関わる場所とされています。腎は体の根本的なエネルギーを蓄える大切な臓であり、冷えに弱い性質があります。秋の冷気が腰を冷やすと、腎の働きが弱まり、気血が腰に届きにくくなります。そこに長時間座ったままや立ったままの姿勢が続くと、巡りがさらに滞り、腰に負担がかかるのです。

同じ姿勢が続くと、筋肉が固まり、気の流れが止まってしまいます。特に秋は体が夏の疲れを引きずっていることも多く、筋肉の柔軟性が失われがちです。気が滞ると血も巡らなくなり、腰の組織に栄養が届かず、痛みや重さが現れやすくなります。
当院の訪問治療では、まず腰の周りの巡りを整えることを大切にしています。針を用いて気血の流れを促し、停滞している部分に働きかけます。特に腰の両脇や仙骨の周りには、巡りを整えるための大切なツボが集まっています。ご自宅でゆったりとした環境の中で施術を受けることで、体の緊張もほぐれやすくなります。
また、秋の腰の痛みには、日々の過ごし方がとても大切です。長い時間同じ姿勢を続けないよう、時折立ち上がって軽く体を動かすことをお勧めします。腰を軽くひねる、足踏みをするといった簡単な動きでも、気の巡りを助けることができます。
体を冷やさないことも欠かせません。腰には使い捨てカイロや腹巻を使って温めると良いでしょう。温かいお茶を飲む、足湯をするといった日常の工夫も、腎を守り腰の巡りを支えます。特に朝晩の冷え込む時間帯は、一枚多く羽織るだけでも違います。

食事では、体を温める食材を取り入れることも助けになります。生姜やねぎ、根菜類は体を内側から温め、巡りを良くしてくれます。冷たいものを控え、温かい食事をゆっくりと召し上がることが、秋の腰を守る知恵です。
外出が不安な方も、ご自宅で治療を受けていただけます。訪問治療は、通う負担がなく、慣れた環境で体をゆだねられるため、緊張が少なく巡りも整いやすくなります。1回の施術は約20分、週2〜4回のペースで、腰の状態に合わせて施術を行います。
秋の腰の痛みは、冷えと姿勢、そして巡りの滞りが重なって生まれるものです。日々の暮らしの中で少しずつ整えながら、針の施術で根本から気血の流れを助けることで、腰の負担を軽くすることができます。個人差はありますが、穏やかに体を支えていく道筋を一緒に探してまいります。
お体のことで気がかりなことがございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
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