長く続く肩の重さと気血の停滞を解く巡り

神原鍼灸院 院長ブログ 肩こり

こんばんは、神原鍼灸院の神原です。

今日は国際識字デー。文字を読み書きできる大切さを改めて見つめる日だそうです。読書や文章を書く時間は、自然と首や肩に力が入りやすくなりますね。秋の夜長、体にやさしい姿勢を心がけていきたいものです。

それでは、本題に入ります。
本日は肩こりについてお話をします。

肩の重さやこわばりは、何年も同じ姿勢を続けてきたことで少しずつ深くなっていくものです。若い頃は一晩休めば軽くなっていた肩の疲れも、年齢を重ねるにつれて抜けにくく、重さが残りやすくなっていきます。

東洋医学では、この肩の重さを「気血の停滞」という視点で捉えます。気とは体を巡るエネルギー、血は栄養や潤いを運ぶ流れのこと。長い時間をかけて同じ部分に負担が集まり続けると、この気血の流れが滞り、肩に重さや硬さとして現れるのです。

肩こりのイメージ

特に、家事や読書、手仕事など、手を前に出す姿勢が長く続く暮らしを送ってきた方は、肩から首にかけての筋肉が緊張したまま固まりやすくなります。この緊張が何年も積み重なることで、慢性的な重さやこわばりとして感じられるようになっていきます。

秋は気温の変化が大きく、朝晩の冷えが体の巡りをさらに滞らせやすい季節です。冷えによって筋肉が縮こまり、血の巡りが悪くなると、肩の重さがいっそう増してきます。

当院の訪問治療では、肩や首、背中に針を施し、気血の流れを整えることで、硬く固まった筋肉をゆるめていきます。針の刺激は、深い部分まで届くため、表面だけでなく、長年の疲れが溜まった層にもやさしく働きかけます。

また、訪問治療のよいところは、ご自宅で気兼ねなく治療を受けられることです。外出が不安な方や、通院そのものが負担になる方も、慣れた環境で体をゆだねていただけます。

日常生活で心がけていただきたいのは、まず肩を冷やさないことです。羽織ものやストールで首肩を包み、冷気から守ってあげましょう。

肩こりの施術風景

次に、同じ姿勢が続いたら、軽く肩を回す習慣をつけることです。両肩をゆっくり後ろに回すだけでも、滞った気血の流れを促すことができます。

そして、温かい飲み物で内側から体を温めることも大切です。白湯や生姜湯など、体を芯から温める飲み物は、全身の巡りを助けてくれます。

長く積み重なった肩の重さは、一度の施術ですべて抜けるものではありませんが、気血の巡りを整える針の治療と、日々の暮らしの工夫を重ねることで、少しずつ軽さを取り戻していくことができます。

もし、肩の重さやこわばりでお悩みでしたら、どうぞお気軽にご相談ください。ご自宅でゆっくりと、お体に寄り添う治療をお届けいたします。

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