こんばんは、神原鍼灸院の神原です。
今日は8月27日。「男はつらいよ」の日だそうです。1969年のこの日、映画「男はつらいよ」シリーズの第1作が公開されました。寅さんが全国を旅して回る姿は、訪問治療で患者様のご自宅を訪ねる私たちと少し重なるところがあります。暑い日が続きますが、体調には十分お気をつけください。
それでは、本題に入ります。
本日は肩こりについてお話をします。
夏になると肩の重さやだるさを感じやすくなることがあります。暑さで汗をかき、冷房で体が冷やされる。こうした環境の変化は、知らず知らずのうちに体の巡りに影響を及ぼします。
血の巡りが滞ると、肩に栄養や酸素が届きにくくなります。すると筋肉が固くなり、重さやこりを感じるようになるのです。
東洋医学では、血は全身を巡って体を温め、栄養を運ぶ役割を持つと考えます。この流れが滞ることを「瘀血(おけつ)」と呼び、肩のこりや重さの大きな要因とされています。
夏に血の巡りが滞りやすい理由はいくつかあります。まず、冷房による冷えです。室内で過ごす時間が長くなると、体の表面が冷やされて血管が収縮し、血の流れが鈍くなります。

また、暑さによる水分不足も見逃せません。汗をかくことで体内の水分が減ると、血液の粘度が高まり、流れにくくなることがあります。
さらに、同じ姿勢が続くことも影響します。座って過ごす時間が長いと、肩や首の筋肉が緊張したままになり、血の巡りが妨げられます。
当院の訪問治療では、こうした血の滞りを整えることを大切にしています。針を用いて体のツボに刺激を与えることで、筋肉の緊張をほぐし、血の流れを促していきます。
肩や首の周りには、血の巡りを整えるツボがいくつもあります。例えば、肩井(けんせい)というツボは肩の上部にあり、肩の重さを和らげる働きがあるとされています。
また、お灸で温めることも効果的です。温熱刺激によって血管が広がり、血の流れが改善されやすくなります。ご自宅で施術を受けられる訪問治療なら、リラックスした状態で体を整えることができます。

普段の暮らしの中でも、いくつかの工夫で血の巡りを助けることができます。まず、こまめに水分を補給すること。のどが渇く前に少しずつ飲むようにしましょう。
冷房の効いた部屋では、首や肩にストールを掛けるなどして冷えを防ぐことも大切です。また、同じ姿勢が続いたときは、軽く肩を回したり、首をゆっくり動かしたりして、血の流れを促してあげてください。
入浴で体を温めることも、血の巡りを整える助けになります。湯船にゆっくり浸かることで、全身の血管が広がり、滞っていた血が流れやすくなります。
食事では、血を補い巡りを助ける食材を取り入れることも一案です。黒豆や黒ごま、ほうれん草などは、東洋医学で血を養う食材とされています。
肩の重さは、日々の小さな積み重ねが体に現れたサインかもしれません。無理をせず、体の声に耳を傾けることが、長く健やかに過ごすための第一歩です。
外出が不安な方、ご自宅でゆっくり治療を受けたい方は、どうぞお気軽にご相談ください。個人差がありますが、継続して体を整えることで、日々の暮らしが少しずつ楽になることを願っています。
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