こんばんは、神原鍼灸院の神原です。
今日は暑中見舞いの日。暑中見舞いは、夏の暑さが厳しくなる時期に相手の健康を気遣って送るお便りですね。現代ではエアコンが普及して涼しく過ごせるようになりましたが、実はこの冷房が思わぬ体調不良の原因となることもあります。特に外出が不安な方は、室内で過ごす時間が長くなりがちで、冷房の影響を受けやすくなります。
それでは、本題に入ります。
本日は【夏の冷房による腰痛、東洋医学で根本改善】についてお話をします。
暑い夏でも腰痛に悩まされる方は少なくありません。特に冷房の効いた部屋で長時間過ごしていると、腰の重だるさや痛みを感じることがあります。「夏なのになぜ?」と不思議に思われるかもしれませんが、これは東洋医学でいう「気・血・水」の流れが滞ることが大きく関係しています。

東洋医学では、人体を「気」「血」「水」の三つの要素で捉えます。気は生命エネルギー、血は栄養を運ぶもの、水は体液全般を指し、これらがバランス良く循環することで健康が保たれます。
冷房による冷えは、まず「気」の流れを停滞させます。気の流れが悪くなると、筋肉や関節への栄養供給が不十分になり、腰回りの筋肉が硬くなってしまうのです。
さらに、冷えによって「血」の循環も悪化します。血液の流れが滞ると、腰部の筋肉や靭帯に十分な酸素や栄養が届かず、疲労物質も蓄積されやすくなります。これが腰痛の直接的な原因となることが多いのです。
当院では、このような冷えによる腰痛に対して、気血の流れを整える針治療を行っています。腰部だけでなく、足や手のツボも使って全身の循環を改善していきます。ご自宅での訪問治療では、普段過ごされている環境での冷えの状況も確認でき、より適切な施術プランを立てることができます。

実際に施術させていただいた方では、冷房で足腰が冷えて腰痛がひどくなっていた80代の女性の例があります。腎経や脾経のツボを中心とした施術を継続したところ、2ヶ月ほどで腰の痛みが大幅に軽減され、「涼しい部屋でも痛みを気にせず過ごせるようになった」と喜んでいただけました。
日常生活では、冷房の設定温度を28度前後にする、腰回りにタオルケットをかける、足首を温める靴下を履くといった工夫が効果的です。また、1時間に一度は軽く体を動かして、気血の流れを促すことも大切です。
夏の冷えによる腰痛は、適切な対処で改善が期待できます。通院が難しい方も、ご自宅で安心して治療を受けていただけますので、お困りの際はお気軽にご相談ください。
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