軟骨のすり減りによる膝痛の原因と対策

神原鍼灸院 院長ブログ 膝痛

こんばんは、神原鍼灸院の神原です。

今日は6月30日、夏越の祓の日です。半年間の穢れを祓い、残り半年の無病息災を願う日本の伝統行事ですね。梅雨明けも近づき、蒸し暑い日が続いておりますが、体調を崩されていませんでしょうか。

それでは、本題に入ります。
本日は【軟骨のすり減りによる膝痛】についてお話をします。

「階段の上り下りがつらい」「立ち上がる時に膝が痛む」このようなお悩みを抱えている方は少なくありません。膝の痛みの多くは、関節の軟骨がすり減ることで起こります。

膝関節は、大腿骨と脛骨という二つの骨が組み合わさってできています。この骨と骨の間には軟骨というクッション材があり、歩く時や立ち座りの時の衝撃を吸収する役割を果たしています。

しかし、長年の使用や体重の負荷によって、この軟骨は少しずつすり減っていきます。軟骨がすり減ると骨同士が直接ぶつかるようになり、痛みや炎症が生じるのです。

特に気温が高く湿度の多い季節は、東洋医学でいう「湿邪」が体に溜まりやすく、関節の痛みが増すことがあります。夏場に膝の痛みを感じやすいという方は、この湿邪の影響も考えられます。

軟骨のすり減りによる膝痛の原因として、主に以下のものが挙げられます。

膝痛のイメージ

まず一つ目は、年齢による変化です。軟骨は再生能力が低い組織のため、長年使い続けることで自然とすり減っていきます。これは避けられない変化ですが、進行の速さには個人差があります。

二つ目は、体重の増加です。膝には体重の約3倍の負荷がかかると言われており、体重が増えれば増えるほど、軟骨への負担も大きくなります。

三つ目は、筋力の低下です。太ももの筋肉は膝関節を支える重要な役割を担っています。運動不足や活動量の減少により筋力が低下すると、膝への負担が増してしまいます。

四つ目は、膝の使い過ぎです。農作業や立ち仕事、しゃがむ動作の繰り返しなど、膝に負担のかかる動作を長年続けることで、軟骨の摩耗が進みやすくなります。

私の訪問治療では、このような膝の痛みに対して、針治療とお灸を組み合わせた施術を行っています。針治療では、膝周辺の筋肉の緊張をほぐし、血流を改善することで、痛みの軽減を図ります。

特に太もも前面の大腿四頭筋や、膝裏の筋肉へのアプローチが効果的です。これらの筋肉の緊張が取れると、膝への負担が軽減され、痛みが和らぐことが多くあります。

またお灸は、膝周辺を温めることで血行を促進し、冷えや湿邪を取り除く効果があります。特に梅雨から夏にかけては、冷房による冷えで膝の痛みが悪化することがありますので、温める治療が大切になります。

膝痛の施術風景

日常生活での対策として、いくつかご提案いたします。

まず、太ももの筋肉を鍛えることが重要です。椅子に座った状態で、片足ずつ膝を伸ばして5秒間保つという簡単な運動を、一日に何回か行うだけでも効果があります。

体重管理も大切です。食事の量を少し控えめにし、野菜を多めに摂ることを心がけましょう。急激なダイエットは逆効果ですので、ゆっくりと無理のない範囲で行うことが大切です。

膝を冷やさない工夫も効果的です。冷房の効いた部屋では、膝掛けやレッグウォーマーを使用して膝を保温しましょう。お風呂でゆっくり温まることも、血行改善に役立ちます。

歩き方の見直しも重要です。がに股や内股での歩行は膝に偏った負担をかけます。つま先をまっすぐ前に向けて、かかとから着地するように意識して歩きましょう。

正座やしゃがむ姿勢は膝への負担が大きいため、椅子を使用するなど、膝に負担のかかる動作を減らす工夫をしてみてください。

神原鍼灸院では、通院が難しい方のために訪問治療を行っております。ご自宅で安心して施術を受けていただけますので、膝の痛みでお困りの方は、お気軽にご相談ください。

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