こんばんは、神原鍼灸院の神原です。
本日12月28日は『官庁御用納め』。
官公庁における年内最後の業務日で、1873年（明治6年）に定められた制度に基づいています。
役所では一年の業務を締めくくり、新年を迎える準備が行われます。
民間企業でも仕事納めとするところが多く、年末の節目として広く意識される日です。
一年を振り返り、気持ちを整える一日にしてみてはいかがでしょうか。
それでは、本題に入ります。
本日は【冬長時間の座位で悪化する高齢者の腰痛に対する訪問治療】についてお話をします。
親御さんが「長く座っていると腰が痛い」「立ち上がる時につらそうにしている」様子はありませんか。
高齢になると外出や歩く機会が減り、椅子に座って過ごす時間が長くなりがちです。
長時間同じ姿勢が続くことで、腰やお尻まわりの筋肉が固まり、腰痛が起こりやすくなります。
特に座位が続くと血流が低下し、筋肉に疲労がたまりやすくなります。
腰痛は腰だけでなく、骨盤や股関節、太ももなど周囲の筋肉の影響も受けやすいため、「年齢のせい」と我慢していると動く量が減り、痛みが長引くこともあります。
訪問治療は、長時間の座位で腰痛が出やすい高齢の方にとって負担の少ない方法です。
ご自宅で腰の状態や動き方を確認しながら、無理のない刺激で筋肉の緊張を整えていきます。
外出の必要がないため、体力面が心配な方でも安心して受けやすい点が特長です。
日常生活では、30分〜1時間に一度、姿勢を変えたり無理のない範囲で立ち上がることが、腰痛対策につながります。
同じ姿勢が続くと腰まわりの筋肉が固まりやすく、痛みが出やすくなるため、こまめに体を動かすことが大切です。
椅子に座る際は浅く腰掛けず、深く腰を入れて背もたれを使うことで、腰への負担を軽減できます。
足の裏が床につく高さを意識し、必要に応じてクッションやタオルを腰に当てると、姿勢が安定しやすくなります。
長時間の座位による腰痛は、早めに整えることで生活のしやすさが変わってきます。
訪問治療を取り入れながら、親御さんが安心して過ごせる環境を整えていきましょう。
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